5秒でわかる【表す・現す・顕す・著す】の使い分けはコチラ↓
表す | 感情や考えを見えるようにする |
現す | 隠れていたものを見えるようにする |
顕す | 優れた行為を広く世に知らせる |
著す | 書物などを書いて世に出す |
見えるようにするという意味は共通ですが「何を」の部分がそれぞれ違うんです!
表す
「表す」の意味
- 感情や考えなどをはっきりと見える形にして表に出す
- あるものが記号として意味・内容を示す
「表す」の使い分け
感情や考えなど内面をはっきりと見える形にする時に使います
「表す」の使用例
- 怒りを文章に表すとスッキリする
- 売上推移をグラフで表すと原因が明らかだ
- あれは「一方通行」を表す標識だ
現す
「現す」の意味
はっきりと見える形をとってその姿を表に出す・出現させる
「現す」の使い分け
隠れていたものが姿を出現させる時に使います
「現す」の使用例
- 雲隠れしていた犯人がついに現れた
- 彼女はパティシエとしての頭角を現しはじめた
- 芋が土の中から姿を現した
顕す
「顕す」の意味
広く世界に知らせる、知れわたらせる
「顕す」の使い分け
優れた行為などを人目にはっきりと示す時に使います
「顕す」の使用例
- 善い行いを世に顕す
- 彼の功績を顕す石像を作った
- 出世して世に名を顕す
こんな時どっちを使う?
今回の記事でご紹介した「現す」の例文
- 彼女はパティシエとしての才能を現しはじめた
と、「顕す」の例文
- 出世して世に名を顕す
いずれも仕事に関するものでどちらを選択すべきか迷ってしまいますよね。
判断のポイントは、あくまで「隠れていたもの」かどうかです。
パティシエとしての才能は今まで目立つものではなかったので、それが目に見えて実力となってきたときには「現す」を使用します。一方、パティシエとして素晴らしい業績を残したことを世に広めるときは「顕す」を使用します。
著す
「著す」の意味
書物などを書く、世に出す
「著す」の使い分け
本などを書いて世に広く知られるようにする時に使います
「著す」の使用例
- 去年よりも1冊多く著した
- 書き下ろしたエッセイを世に著す
- 彼は数多くの名作を著して亡くなった
まとめ:【表す・現す・顕す・著す】意味の違いと使い分け
5秒でわかる【表す・現す・顕す・著す】の使い分けはコチラ↓
表す | 感情や考えを見えるようにする |
現す | 隠れていたものを見えるようにする |
顕す | 優れた行為を広く世に知らせる |
著す | 書物などを書いて世に出す |
「何が」が見えるようになるかを考えてみましょう